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葉子の登場で空気がいっそう揺らぎ、寧々と純加、果乃子それぞれの心がほのかに動く巻。寧々が過去と向き合い、純加との和解を果たす姿には、言葉を超えた温かさがある。
果乃子が居場所を探し続ける切実な孤独と、純加との関係性の曖昧さ。善悪では割れない想いが、微妙な距離感で沁みる。過去を清算する寧々のやわらかい祈りにも、心が揺さぶられる。
対話と静かな表情の重なりで感情を積み上げる構成が印象的。安心して読めるしなやかな終わりかたが心地よい。