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百合のあいだは悩ましい 2巻 レビュー

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美術部員・藍田が、黒崎先輩と白野さんを「百合の関係」だと妄想するところから幕を開ける。語り口は軽妙で、4コマラブコメとしての空気は柔らかく、百合作品の導入として心地よいリズムを描く。

三角関係の緊張とともに、藍田が自らの想いに気づいていく過程に胸が揺れる。お互いの家に泊まり漫画を描くシーンでは、友情と恋慕がほどよく混ざり、思わず頬が緩む。関係の深まりを、コミカルと甘酸っぱさが絶妙に織り込んで魅力的。

構成は王道だが、妄想から現実へのゆるやかな変化にこそこの完結巻の味わいがある。抒情は抑制され、笑いと切なさのバランスが絶妙。過剰な演出を避けた節度ある描写が、読後に静かな余韻をそっと残す。