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親の再婚で姉妹になった汐とカフカ。ほんの1日の誕生日差だけで義姉となった汐は、ドライで大人びたカフカに姉の座を奪われると妄想し始める。しかし実際は、義妹のカフカが汐に「恋」をしているというすれ違いの始まり。軽やかな導入で、百合の感情をじんわりと感じさせる。
誤解とすれ違い、妄想と現実が交錯する中、可愛さとじれったさが絶妙に共存。義妹の真っ直ぐな想いに反応しつつも、自分の感情に戸惑う汐の心象が繊細に描かれ、思わず画面に近づいて見たくなるような“距離”感が心地よい。
構成はコメディ仕立てだが、そのテンポとリズムの安定がキャラの心細やかさを際立たせる。抒情は抑えめに配され、過剰にならず穏やかに感情が揺れる様が、読後に静かな心の余韻を残してくれる。