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第4巻では、いつもの百合ハーレムは一時休止。ヤ〇ザ娘・幡龍佐智枝が登校するきっかけとして、委員長・四方塚に画策され、いつみがホテルのスイートへ侵入する大胆なアクション展開で幕を開ける。「百合じゃない」と豪語しつつも、百合作品らしいドラマの入口はしっかり用意されている。
ケイドロ勝負という奇想天外なゲーム性に、キャラの本性や欲望が軽妙に浮かび上がる。いつみの“正直で自分を恐れない”姿勢と、佐智枝の“服従したい”という衝動が交差し、滑稽さの裏にある感情の揺れにふと心が傾く。要所に挟まれる青春の香りが、意外にも百合的な余情を帯びて響く。
“完全バトル巻”とも言える構成は賛否あるだろうが、この勢いがこの巻の魅力。抒情は意図して抑えられ、感情の動きはギャグとノリの中でじんわり伝わる。ただ笑わせるだけではなく、猛烈な場面も含めてキャラたちの生々しい生命感が記憶に残る一冊。