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男性恐怖症のやしろが、初恋の相手・みことと再会する。その喜びも束の間、みことは“顔だけ女化した男の子”だと判明し、予想もしなかった展開に息を呑む。物語の冒頭から「これはどう転ぶの?」という興味が自然に立ち上がる。
みことがやしろの弱みにつけ込み、毎日キスを迫るというシュールで不器用なアプローチが、笑いを誘う。やしろが戸惑いながらも惹かれてしまう、その揺れる心情がしっかり描かれ、読んでいる側の胸にも微かな共鳴が起こる。
全体の構成は軽やかなコメディ調なのに、心に残るのは「みことという存在そのもの」に向かうやしろの純粋な想い。過剰な演出は避けられ、言葉にしない想いの温度がページの隅々で感じられるような余韻が、心に響く。