//判定;検索ボタンを押下したか?押下の場合はnoindex?>
著者
出版社
カテゴリ 書籍
共学化した名門お嬢様学校にただ一人の男子として通う“俺”と、幼馴染の琴崎さん。二人がクラスメートの百合カップルをこっそり観察する日々は、静かな情熱を孕んだ導入で読者をそっと引き込む。
琴崎さんが百合に溢れる場面に「尊いですわ…!」と心の声を漏らす、その瞬間の小さな歓びの波がたまらない。観察眼に共感するたびにじんわり熱を帯び、二人の無邪気な共犯関係がほんのりと愛しさを帯びながら積み重なっていく。
ラブコメらしい軽快さの奥には、「当事者ではいけない」という鉄のルールが静かに横たわっている。その自制と愛おしさの狭間で揺れる二人の心は、描かれない余白や沈黙の中にこそ強く残る。言葉にしない感情こそがこの巻の余韻を柔らかく彩る。