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悪いが私は百合じゃない(1) レビュー

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高校生・藤堂いつみが、担任教師への恋を叶えようと“惚れ薬”をネットで入手するところからスタート。だが、思いがけず真面目な委員長やヤンキー女子の手に渡り、その展開の奇想天外さが笑いと興味をほどよく引き寄せてくれる。

毎回、「誰に」「どう飲まれるか」が変わるお約束の構造の中で、いつみの慌てぶりと相手の翻弄ぶりが鮮やかに描かれる。ギャグのテンポとぶっ飛んだスキンシップ描写が絡み合い、読んでいるこちらの頬もつい緩むような楽しさがある。

ギャグと百合の境界で遊ぶような物語は、軽やかさの裏に確かなテンションを宿す。演出や言葉のテンポ、キャラのリアクションといった“勢い”が読後の記憶として残り、笑いの余韻がじんわり心に残る。