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第2巻は一見して短編集風の構成ながら、すれ違いがもたらす緊張と、虚実の交差する百合の豊かな瞬間を集めた内容。それぞれの短編が、「友人でいること」と「恋人のように気になる気持ち」の狭間で揺れる少女たちを、静かに描いている。
なもり作品らしい“ゆるさ”の裏には、少しダークな感情や心の揺らぎがある。滑稽な妄想や暴走にも見える感情表現は、読者の胸に思わずざわめきを生む。
派手な展開はないが、短編ごとの偏愛や片想いの熱量は確か。“違和感”を感じながらも、それでも向き合いたいと願う心の切なさは、端的な言葉よりも、むしろ曖昧なままでいいと感じさせる。