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「夢の中で君を探して: 1」 レビュー

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夢の中で君を探して: 1の商品画像

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「人を好きになることを許されない」ゆめを中心に、幼馴染の真守、再会した千夜が配置される三角の初期条件が鮮明。手仕事やお菓子作りの動作が安心の記号となり、そこへ禁忌が侵入することで百合のベクトルが歪む。制約が恋愛の駆動源へ転化し、静かな日常に不穏な陰影が差し込む。

ゆめの空白を埋めようとする気遣いと支配の境界が揺れ、女の子同士の距離は近接と疎外を反復する。真守の安定と千夜の変化が対照を成し、百合の選択肢が増えるほど物語は緊張を増幅。恋愛は告白や所有ではなく、秘密をどこまで共有できるかという試問として立ち上がる。

歪みを前提化した構図は挑戦的だが、動機の連鎖を早めに提示すると腑に落ちやすい。小物や手触りの描写が心情の媒介として機能するのは美点。百合が破綻へ傾く局面でも、関係の再編を志向する視点が残されており、次巻での反転余地がある。制約が物語の重力であり続ける限り、緊張は持続する。