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2011~2014の個人誌から再録した一冊。異世界要素から日常の職場までレンジが広く、女の子同士の関係軸を中心に作風が自在に変奏される。百合の核を外さず、舞台や小道具で輪郭を変える設計が楽しい。
関係の主導権や視点移動で揺れる心理が要。恋愛の告白に至らずとも、沈黙や間で熱量を示す場面が多く、百合の含みを濃く感じる。社会人のリアリティも効き、恋愛の重みが残る。
再録ゆえのばらつきはあるが、テーマと語り口の多面性が作家性を証明。短編群の配置で読後の余韻を段階的に深め、百合の文脈を横断的に俯瞰できる編集も秀逸。