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第33号は前号に続き多彩な作家陣が揃い、百合表現の進化を感じさせる構成。連載作品は関係性の深化を重ね、恋愛感情の行方を緻密に描く。一方で読み切りや集中連載は実験的アプローチが多く、女の子同士の関係性を新たな角度から提示する。
森永みるくの安定した恋愛描写と、新規作家による独自の語り口が並列され、百合の魅力を多方向から提示。百合の温度差や関係の距離感が作品ごとに異なり、読者の好みに応じた楽しみ方が可能だ。恋愛の描写密度と日常的交流のバランスが心地よい。
誌面全体としては、ジャンルの定番と革新を同時に提示する雑誌作りが印象的。商業誌と同人誌の中間的立ち位置を活かし、百合の新しい試みを積極的に受け入れる姿勢が評価できる。恋愛を軸にしつつ、その周縁にある関係性の描写も充実している。