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体育祭の日、応援団として登場したしいねに目を奪われるいちかの瞬間から物語が始まる。手の届かない存在だと思っていた相手との接点が生まれる瞬間に、百合的ときめきが凝縮されている。
初対面に近い二人の会話や視線の交わりが、恋愛感情の芽吹きを予感させる。女の子同士の関係が動き出すきっかけとして、日常の中の非日常感が効果的に機能している。
番外編として、後の関係性を知る読者にとっては感慨深く、初見でも新鮮に楽しめる。百合の始まりを端的に描いたエピソードだ。