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百合カフェ発の川柳企画に豪華作家陣が応答する構成は、短詩形を核に多層の読みを生む編集が光る。一句がひらく情景をイラストや掌編が受け止め、女の子同士の関係がミニマルな言葉から立ち上がる。媒体横断の楽しさが明快で、ページを繰るリズムも軽快。
川柳の切れ味は、百合の繊細な感情に驚くほど相性が良い。恋愛の甘苦や距離の変化が五七五に圧縮され、余白で補完される。作家ごとの解釈差が立ち、百合の多様性が短いスパンで体感できるのが強み。読者は気に入った一句から作家へ回遊できる。
企画本としての完成度は高く、アーカイブ性と読み切り性の両立が成功。百合ジャンルの入口にも適し、反復して味わう再読耐性も備える。