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百合小説コレクション wiz レビュー

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静かな灯火のように、さまざまな「百合」が集う短篇集。pixiv出身の新鋭から実力派作家まで、多彩な声がひとつの文庫に集う構成は、このジャンルの今を雄弁に語る。恋慕、友愛、情念……言葉にしづらい感情のうねりを拾い上げる視線が丁寧で、読み手をそっと包み込む。

記憶の奥に刻まれるような短篇たちは、それぞれが異なる色合いを持ちながらも、どの作品にも「同じ性を想うことの光と影」がほんのり漂う。ファンタジーや没入的な舞台設定の変化球も刺激的で、日常の延長線上にある「百合」ではない何かが胸に残る。作家たちによるおすすめ百合同士の結びつきや著者紹介も、深く寄り添う読後感を育てる。

短篇という形式ゆえ余白が多いが、その静寂が余計な言葉をそぎ落とし、感情の輪郭を際立たせる。ページを閉じたあとも、誰かへの想いの熱をほのかに感じさせる余韻が残る。物語の余韻を抱えながら、次の百合を探したくなる。


twitterでの反応やあれこれ。

X(旧twitter)より引用

さすがに文学の最前線が百合ということはないだろうが、一部の作家の場合、そう言いたくなるの文才がある方もいるのは事実。アンソロジーなので、当然作家によって好みがわかれるのはご愛嬌。

X(旧twitter)より引用

人でも趣味でも、とにかく「好きなものは好き」。そこに理由なんてなくていい。その意味で百合の本質をついているかもしれない。