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百合にはさまる男は死ねばいい1 レビュー

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南陵高校吹奏楽部を舞台に、音楽と感情の交差が息づく物語。トランペットのNo.1の座をめぐって芽生える嫉妬と敬意が、ふたりの関係を確かにリンクさせる。百合としての関わりは自然で、友情の延長にあるかのように優しい。

読み進めるうち、印象に残るのは、努力とその認め合いが重なる瞬間の静かな(だが確かな)共鳴。ふたりが音を奏でるたびに、互いの存在が確かなものとなっていく。タイトルの毒っ気を裏切るほど、その豊かな感情が心に残る。

構成は部活動を通した日常描写が中心で、音楽の熱量が密やかに重なる。会話とモノローグが感情の輪郭を丁寧に描き、吹奏楽の場面が背景となって、言葉にできない想いがじんわり伝わる。読後には次の巻も優しく待ちたくなる余韻が残る。


twitterでの反応やあれこれ。

X(旧twitter)より引用

単なる恋愛や日常だけでは物足りない方に。ネガティブな感情があってこその百合。

X(旧twitter)より引用

複数ペアの詳細が徐々に明かされていくという構成は、楽しみが尽きずに読める作品といえる。