//判定;検索ボタンを押下したか?押下の場合はnoindex?>
著者
出版社
カテゴリ 書籍
酒と会話が織りなす空気感が、ここまで鮮明に感じられる作品は珍しい。大学生ぼたんが酔うことで芽生える小さな勇気と、一夜を共有した先輩いぶきとの絆が、静かに展開される。
彼女たちの日常の温度がじんわり伝わる。砺波いぶきとぼたんは、酔いの中で心の壁が緩む瞬間をそっと重ねる。酔いのためか感情の機微がまっすぐ届き、静かなときめきがある。
日常と非日常が交錯する構成。背景の寮やグラス越しに映る表情ひとつひとつが、言葉以上に彼女たちの距離を語っている。読み終えたあとに、もう一度同じ空気に浸りたくなる。